「儲かる仕組み」の理解(その1):儲けの方程式
2025.01.02
「儲かる仕組み」の理解(その1):儲けの方程式
あなたは、以下の2つの方法のどちらで儲けを狙いますか?
A:「一か八か」に掛け、一攫千金の儲けを狙う
B:「儲かる仕組み」を作り、持続的な儲けを狙う
100人中99人の方は、『Bに決まっているだろう』と言うでしょうね。
しかし、ちょっと待ってください。
クイズではないので、二者択一ではなく「いいとこ取り」でも良いわけです。
つまり、「強い経営」とは、Bをメインにしながら、『いざ』という時に使えるようAを手法化しておく経営です。
ここで、一つ大事なことがあります。
「強い経営」に絶対必要なのは、『強いマインド』を持つ経営者の存在です。
このページを訪れた“あなた”が経営者であるならば、これは必須要素です。
では『強いマインドって何か』と言われるかしれませんが、これは後の回で述べることにして、本題に戻します。
「強い経営」に絶対必要なのは、『強いマインド』を持つ経営者の存在です。
このページを訪れた“あなた”が経営者であるならば、これは必須要素です。
では『強いマインドって何か』と言われるかしれませんが、これは後の回で述べることにして、本題に戻します。
最初にB方式(儲かる仕組み作り)の話をします。
企業が儲ける方程式の形は、以下のごとく単純なものです。
利益 = 売上 - 原価 - 経費
単純に、売上を伸ばし、原価と経費を抑えれば、利益は増え、企業は儲かります。
ですが、これでは「小学生レベルの話かよ」とお叱りを受けます。
なので、次へ行きます。
ですが、これでは「小学生レベルの話かよ」とお叱りを受けます。
なので、次へ行きます。
まず、この3要素(売上、原価、経費)のどこから手を付けますか?
「そりゃ、売上だよ」と言われる方が多いかもしれませんね。
気持ちとしてはそうでしょうが、ちょっと待ってください。
「売上増進」は、最も難しいテーマだからです。
また、売上増進が必ずしも「儲け」を増やすことにつながるわけでもありません。
それはそうです。
赤字体質のまま売り上げを伸ばせば、赤字が拡大し、企業は危険な状態になります。
これは、せいぜい「中学生レベルの話」です。
経営者でなくても常識ですね。
「そりゃ、売上だよ」と言われる方が多いかもしれませんね。
気持ちとしてはそうでしょうが、ちょっと待ってください。
「売上増進」は、最も難しいテーマだからです。
また、売上増進が必ずしも「儲け」を増やすことにつながるわけでもありません。
それはそうです。
赤字体質のまま売り上げを伸ばせば、赤字が拡大し、企業は危険な状態になります。
これは、せいぜい「中学生レベルの話」です。
経営者でなくても常識ですね。
売上増進策を考える前に、まず原価の適正性を、取引先毎、案件単位に精査するべきです。
「やってるよ」と怒られるかもしれませんが、冷静に第三者目線で精査されているでしょうか。
弊社は、多くの会社の経営内容を見て、指導も行ってきました。
第三者の視線で見ると、幾つも問題点が見つかることが“いつも”でした。
特に建設会社は、個々の工事の利益確定が長く伸びる業種なので、その過程で狂いが出ることが避けられません。
これは「釈迦に説法」で、そんなこと分かっておられると思います。
しかし、「分かっている」と言うだけでは「出来ている」とは言えません。
この両者の認識の隙間に儲けはこぼれていくのです。
「分かっている」は出発点であり、ゴールではありません。
そこからゴールを目指し、日々利益を監視していくことで儲けのこぼれを防ぐのです。
第三者の視線で見ると、幾つも問題点が見つかることが“いつも”でした。
特に建設会社は、個々の工事の利益確定が長く伸びる業種なので、その過程で狂いが出ることが避けられません。
これは「釈迦に説法」で、そんなこと分かっておられると思います。
しかし、「分かっている」と言うだけでは「出来ている」とは言えません。
この両者の認識の隙間に儲けはこぼれていくのです。
「分かっている」は出発点であり、ゴールではありません。
そこからゴールを目指し、日々利益を監視していくことで儲けのこぼれを防ぐのです。
ここで最初に示した方程式に戻ってください。
利益 = 売上 - 原価 - 経費
受注した単一工事の利益を考えると、着工時に「売上」は固定となっています。
「原価」と「経費」は目論見額であり、確定ではありません。
ということは、当然「利益」も確定されません。
つまり、この未確定要素の2つを確定すれば「利益」も確定となります。
この方程式は単純で、原価と経費の2つの要素をそれぞれ単独に抑え込んでいけば、結果としての「利益」は向上し、儲けられます。
しかし、「売上額」も変動要素としたら、どうでしょうか。
3つの変動要素を組み合わせて利益を“創る”ことになるわけですが、3つの要素は単独ではなく、互いに関係する要素となり、「三体問題」となります。
そして、数学理論でいうと、「三体問題」は永遠の回答が得られない問題とされています。
太陽と地球(惑星)と月(衛星)の軌道が、正確には永遠に決まらない問題として、高校で習ったかと思います。
ここで、ようやく「高校生レベル」になりましたね。
この納得が、『儲ける仕組み作り』の出発点なのです。
さて、次回からこの仕組み作りの本番となります。
少し休憩を。
太陽と地球(惑星)と月(衛星)の軌道が、正確には永遠に決まらない問題として、高校で習ったかと思います。
ここで、ようやく「高校生レベル」になりましたね。
この納得が、『儲ける仕組み作り』の出発点なのです。
さて、次回からこの仕組み作りの本番となります。
少し休憩を。